多重債務とはどのような状態?

ニュースや新聞、もしくは金融機関に貼られているポスターなどでよく「多重債務」という言葉を目にする機会が多くなっています。
多重債務は自分には無関係と思っている方も多く、詳細まで知らない方も多いのではないでしょうか。

多重債務をそのままの言葉通りに解釈すれば、複数の借金をしている方ということになります。
ただ、ここでいう多重債務とは単純に複数の借金をしている方というわけではありません。

複数の借金をしている方ということであれば、住宅ローン、マイカーローンなどをしている方もそれに当たりますし、実際に複数の借金をしている方は多くいるものです。

ですが、多重債務とは、複数の借金をしていて、なおかつその返済が苦しく、滞ったり、借金が減るどころかどんどん借金が増えていっている状態の事を言います。

例えば、いくら複数の借金があり、その借金の額もかなり多いという場合でも、確実に毎月問題なく返済しているような状態であれば、多重債務とは言えません。

逆に、借金の総額はそれほど多くなくても、毎月利息だけを支払う形になって元金が減らない、そして返済も滞っているという状態であれば、それは多重債務ということになるでしょう。

実際、多重債務かどうかが分からずにいるという方もいます。毎月必死で返済し、返済するお金がなければ他からお金をまた借りて返済している、というような方だと、返済を続けていても元金が全く減っていないということもあるのです。

それどころかどんどん金利の高い借金が増えてしまっている方もいるのです。そのため、しっかりと元金がどれくらい減っているか確認しましょう。

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多重債務は自分で解決できる?

多重債務となっている状態を解決する方法としては、借金の一本化、債務整理、借り換えなどの方法、もしくは家族や友人から個人間借り入れをするなどの方法があります。実際、多重債務は自分で解決することができるのでしょうか。

もちろん、家族や友人から借りるのであれば、借りて返済をすることで解決できる場合もあります。ただ、多重債務になっている状態というと、おそらく債務の額もかなり多くなっていることでしょう。

数百万円となっている方も少なくありません。それだけの大金を簡単に貸してくれる人などあまりいないでしょう。
また借金の一本化や借り換えをすることで金利が低くなったり、毎月の返済額を減らす事もできるのですが、額が多くなってしまうと、それだけで返済が楽になるくらいまではならないのが一般的です。

となると、債務整理が一番妥当な解決策と言えるでしょう。ただ、債務整理は弁護士や行政書士などに費用を支払わないといけないので、お金がない人にとってみると、それも負担でしょう。ですので、自分でできないものかと思うのでしょう。

債務整理は自分で行う事は可能です。債務整理には、借金をすべて帳消しにする自己破産、利息を減らせる任意整理、借金を5分の1まで減らせる個人再生などがあります。

自己破産には専門の知識がないと出来ませんし、任意整理や個人再生も債権者との話し合いになるので、専門的な知識がないとうまくいかないこともあります。

ですので、早く解決、穏便に解決するためはやはり専門家に任せるのが望ましいでしょう。


多重債務にならないためには?

誰でも多重債務にはなりたくないものです。そして自分はならないと思っている方も多いでしょう。実際、多重債務に陥った方の多くは、自分が多重債務になるなんて、債務整理せざるを得なくなるなんて、と思っているのです。

ですので、自分は大丈夫と安心してはいけません。では、多重債務にならないためにはどうしたらいいのでしょうか。

多重債務にならないためには、まずは借金をしない事、というのが一番です。当たり前ですが借金をしなければ多重債務などにはなりません。ただ、生活をしていれば急にお金が必要になる場面もあり、その理由によってはどうしてもお金を準備しないといけないケースもあります。

そうなると、借金しない訳にも行かないでしょう。しかも、急な出費の時などに便利なカードローンなどは金利が高く利息を多く支払うことになります。


また、多重債務に陥りやすいのは、何も借金をしてからというわけではないのです。クレジットカードでの買い物も注意しないといけません。
手持ちのお金がなくても分割で買い物ができるので非常に便利なのですが、分割にすると、それに対する手数料・利息がかかってしまうのです。それも高金利になります。

そしてカードローンやクレジットカードは気軽に利用できるため、気がつかないうちに多くのお金を使ってしまいがちなのです。
もちろん、カードローンやクレジットカードを使ってはいけないというわけではありません。

あくまで使う場合には、今いくら借りていて、毎月どれくらい返済していくことになるのか、どれくらいの期間返済すれば関西になるのかという点を明確に知っておくことが大切なのです。それを知っていれば、これ以上は返済が厳しくなるという事が分かって多重債務にはならないでしょう。